吹奏楽部に一緒に見学に行ってくれた唯一の男の子の意外な言葉
僕のフルートを吹くきっかけはこちら
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そう、部活に一緒に見学に行ってくれた友人のひとこと。それは
「やっぱり俺、テニス部に行くわー」
この一言によって僕の吹奏楽部の男子1人生活が決定したのである。
今では周りが全員女子という
こんなに美味しい状況を
心から楽しめれば良かったものの、
当時は思春期真っ只中の
中学1年生の健全な男子。
もう緊張するわ、先輩からいじられるわ、
ご飯食べるのも誘われるけど、何話したらいいかわからないし、とにかく最初の部活動は顔が真っ赤になるくらい恥ずかしかったです。
でも、そんな環境下でも続けようと思えたのは
フルートを吹きたい一心
だった。
〜フルートパートは2人募集。希望者は3人〜
フルートパートは人気が高く、
すでに先輩が4人
ピッコロを入れると5人編成。
そこに1年生が加わるとしても
多くて2人。
2人加わっても、フルート6本。
吹奏楽部経験者ならわかると思いますが、
多すぎです笑
希望者は僕を入れて3名。
ここから“フルートパート争奪戦”が始まりました。
〜フルートパートをかけて出された課題〜
先輩から出された課題。
それは、1週間でドレミの音階を吹けるようになること。
最初から音が出ないのに、
ドレミを出来るようになるなんて
ほぼ無理ゲー。
と思いながらも、毎日学校からフルートを借りて
家で練習。
まずは音を出すところから。
頭部管といって、フルート本体から取り外せる
マウスピースみたいな部分があるのですが、
その頭部管で音出しを練習します。
頭部管↓↓↓
ビンの口に息を吹きかけると
ボーって音がなるじゃないですか、
あの感覚で吹くと、音がなる『当たり』があるんです。
その当たりの感覚を覚えて、本体を繋いで吹くと音がなるのです。
それがまぁ、難しいこと難しいこと。
ようやく音が出るようになっても、
ドレミの音階をさらって、
音を鳴らしながら指を動かす。
指を動かすと口が動いて音が鳴らない。
音を出すのに夢中になると指がおろそかになる。
本当にフルートは難しい楽器でした。
そして迎えた課題当日。
顧問に呼び出されて
フルートパートのパート長と部長の
3人に見られる中、
僕ら1年生3名が
フルートパートを巡っての
し烈な争奪戦が始まります。
続く
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